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やがて君になる 佐伯沙弥香について
10日発売。しかし田舎は1日遅く。しかも11日は日曜。ということで12日にやっと手に入れて今日読み終えました。ネタバレ含む感想は追記に畳むとして、畳む前に少しだけ感想を。
沙弥香って原作だとどうしても「佐伯先輩」になりがちなんですよね、主人公の侑が後輩で、必然主人公目線が増えるから。語彙力ない感想しか言えないんですけど、この本は本当「佐伯沙弥香について」でした。「佐伯先輩」ではない彼女がたくさん見られてとても嬉しいです。
発売前の情報で中学の先輩・柚木千枝が出るって知っていたので辛い気持ちになるのでは?とびくびくしていましたし、購入前の沙弥香好きは私以外もやっぱビビってる人もいるかと思うのでこれだけ言いたいんですけどビクビクしながら読んだ方がいいかなって…。はい、あの…読むのに2日かかったの…私のメンタル強度が雑魚なのもあるんですが辛かった…いや…沙弥香好きだとこれ…つら…辛い…!
でも買って後悔はしないと思うんです。原作でしっかりキャラクターとして輪郭持っていきいきと動いている沙弥香で、だからこそ魅力的で好きだからスピンオフ買おうかと思えたわけなんですけど、読んだ後はより彼女の陰影がはっきり濃く見えるといいますか…あぁ、こういう経験があってこういう態度、発言なんだなって、漫画で見る佐伯先輩に感じるものが増えました。楽しい。
追記は原作6巻までのネタバレも含みつつ、佐伯沙弥香についてのネタバレ込みで感想や所感、予想を。6巻以降、雑誌分の現在読める2話も読んでいますがそちらのネタバレは含みません。
ツイッターでふせったーを使って呟いていた感想。ネタバレ含んでいますが、ふせったー利用につきリンクを押さないと見えないようになっています。
10日発売。しかし田舎は1日遅く。しかも11日は日曜。ということで12日にやっと手に入れて今日読み終えました。ネタバレ含む感想は追記に畳むとして、畳む前に少しだけ感想を。
沙弥香って原作だとどうしても「佐伯先輩」になりがちなんですよね、主人公の侑が後輩で、必然主人公目線が増えるから。語彙力ない感想しか言えないんですけど、この本は本当「佐伯沙弥香について」でした。「佐伯先輩」ではない彼女がたくさん見られてとても嬉しいです。
発売前の情報で中学の先輩・柚木千枝が出るって知っていたので辛い気持ちになるのでは?とびくびくしていましたし、購入前の沙弥香好きは私以外もやっぱビビってる人もいるかと思うのでこれだけ言いたいんですけどビクビクしながら読んだ方がいいかなって…。はい、あの…読むのに2日かかったの…私のメンタル強度が雑魚なのもあるんですが辛かった…いや…沙弥香好きだとこれ…つら…辛い…!
でも買って後悔はしないと思うんです。原作でしっかりキャラクターとして輪郭持っていきいきと動いている沙弥香で、だからこそ魅力的で好きだからスピンオフ買おうかと思えたわけなんですけど、読んだ後はより彼女の陰影がはっきり濃く見えるといいますか…あぁ、こういう経験があってこういう態度、発言なんだなって、漫画で見る佐伯先輩に感じるものが増えました。楽しい。
追記は原作6巻までのネタバレも含みつつ、佐伯沙弥香についてのネタバレ込みで感想や所感、予想を。6巻以降、雑誌分の現在読める2話も読んでいますがそちらのネタバレは含みません。
ツイッターでふせったーを使って呟いていた感想。ネタバレ含んでいますが、ふせったー利用につきリンクを押さないと見えないようになっています。
1P目読んだときの「さ、沙弥香~!」って感じ…すごい…ペンラ振りたい…(語彙力)
考察とかそんな高尚な事でなくてもマンガ読んでるとある程度「キャラクターに対するイメージ」って出来上がってくると思うんです、「クール」「かわいい」「頭いい」とか、そんなぼんやりとした像が。その像が文字で「佐伯沙弥香を書いてます!!!」って目に飛び込んできた感じ。イメージの一致。すごい。自分は普段BL界隈にいまして「解釈違い」のアレソレ(ぼかす)って結構見かけるのですが(GL界隈がそういうのないと言いたい訳でなく…百合歴短くて分からない…!)そういう事故がこの本なら起こらなそうだな、プロの仕事だなって…語彙力が死ぬ…なんだこれ…沙弥香じゃん…?ほぼ全員がイメージしているだろう沙弥香像を捉えてるって1Pから主張してきてるの半端ないってこんなんできひんやん普通って、そんな気分。
両親共働きなのが何となく意外でしたけど、祖母が本当いいキャラしてたし、祖母が活躍する為にも必要な設定だったのかもしれないなぁと。もしかしたら婿入りしてきたお父さんなのかなとかちょっと妄想膨らんで楽しいです、実家の家業はお母さんが継いでて、お父さんは普通にリーマンしてて、だから金持ちだけど共働きなのかなとか…いや、これだけの規模の金持ちって知り合いにいないのでドラマのイメージなんですけど、金持ちの奥さんって専業主婦なイメージ強くて…。
原作に出ている猫2匹もこの小説に出ている子たちだったら結構な高齢。いやでも5巻で沙弥香が手で呼んだのにサっと去っていくところみると10年一緒にいても寄ってこない猫…ほんとお猫様…笑 もしかしたら子どもかもしれない。どうなのかなぁ。
感想の順番が前後するんですけど、沙弥香って「臆病」がキーワードなんですかね。「理解が早い」「結果を知っている」、こういう人が「臆病」だと今作では称されていましたけれど。燈子に関しては沙弥香が3巻で言っていた「厄介」って評価がすごく的を得ていてキーワードのようなものになるのかなって思っていて、それに近いものを感じた。
今回作中で「沙弥香は夢見ていた、それだけ。具体的には動かなかった。だから夢から覚めて何も残らない」というような文があったんですけど、マンガ5巻。猫が去っても沙弥香は追わないんですよね。自分でなく侑が燈子に変わってほしい意思を伝えた事で頭がいっぱいだったのもあるんでしょうけど、うーん…もしかして燈子に踏み込めない事もあり臆病なのかなぁ…今後の沙弥香の成長にも期待が募るな、と、その辺が一番の感想でした。作中一貫して沙弥香って自分から積極的に行動起こしたのって先輩への電話とかのぞけばほぼ逃げ一辺倒でしたので、燈子に関しては逃げない沙弥香になれるのかな。
小5時代に出会った女子
個人的な欲を言えばこの子とくっついてほしい…でもスピンオフだからぁ…!名前も分からない彼女、水泳の上級クラスが中学生がいる⇒そこにいなくて中級にいるって辺りから中学生ではないけど、年齢も分からないんですよね…多分…?中級、上級って分け方してるって事は多分年齢ではっきり区分していないでしょうし。年下の可能性もあるし…黒髪って事で菜月ワンチャンない…?という希望があったり、アニメで名前が出ていた桜木さん、黒髪だったよな…!?とひたすら再会に希望を持っています…いいキャラしてた…。カバー裏のマップ見るに沙弥香って高校と家近くて、その家から歩いて15分くらいのところのスイミングスクールに通ってるんだから、家は近いんじゃないかな…沙弥香が真面目なのが好きっていったからって理由で勉強がんばった自称頭が悪い女の子と偏差値高い(多分)高校で再会とかもおいしい…。
この子恋愛を理解していないのに首筋にキスしたり、水中で呼吸がなくなって苦しむ沙弥香が水面にあがらない(逃げない)ようにキスで呼吸わけようとしたり、やる事がすっごい…あの…すごい…笑 子どもってこえー!
これらがなければ案外仲良くなる道あったのかなぁ…作品違うんですけど、あの娘にキスと白百合をっていうマンガの黒白ちゃんたちに似た雰囲気を感じてた…。
さすがにそんな事があってすぐスクールを辞める沙弥香。責められないなぁ。これ異性だったらめっちゃセクハラだもんなって思いつつ…いや同性でもどうなんだろうって感じなんですけど。
「自分のせいで」と分かりそうな逃げ方をした辺り、女の子を想うと可哀想ではあるんですけど、逃げなかったら沙弥香のヒビがいった心臓がどうなっていたのかわからないし、そもそも恋愛気質な彼女が小学生で恋愛しなくてよかったような気もする。
だけどきっと「失敗」にはならなかったのかなって予感させるだけの明るさが彼女にはあったんですが、これ小学生の純粋さ故なのかな。この子、沙弥香に顔惚れしてる訳だし性格とか知ったらうまくいかなかったのかな。何もわからないまま別れちゃったのが惜しい。沙弥香の初恋はこの子じゃないんですよね。名前すら知らないから「佐伯沙弥香について」のこの本で名前が読者も知れないって事でしょうか。さっき実は登場人物じゃないのかとか冗談言いましたけど。好き。えぐい。
沙弥香を見ると手のひらが熱くなるという彼女。手のひらが熱い、っていうのが作中の大切なワードとして出てきますけれど、熱っぽいけど幼くていい表現だなぁと。
柚木千枝
想像以上に…あの…キツかった…。本当「ふわふわしてる人」でしたね…恋に恋する女の子・千枝と、その被害者・沙弥香って感じで恋人としての二人を見ている感じが一切なかった…沙弥香が千枝を好きだった分余計に。沙弥香お前本当顔がいい女に弱いな。
クズって言うのは憚られるんです、なんていうか、この人をクズって呼んだら燈子に対しても自分がそう思っているような気がしてしまうんで…後輩を振り回しているっていう…点で…。でも千枝を「無責任」としてくれて正直安心しました。これで燈子は千枝と同じ道は通らないだろうなっていう…読者からのメタ視点ですけど「同じ展開はやらないだろ」ってヤツですね…。
誰それに似てるという話をするのであれば、燈子というよりは、下手したら燈子に会わなかった侑がこの人のようになっていた可能性あるのかなと感じました。沙弥香が言ってたけど「恋に恋する」人であったようなので。いや、侑は恋に憧れてるんでしょうけど…考察とか苦手なのでうまく言葉にまとめられなくて、本当直感程度の感想。
まぁ燈子に会う前から告白を断ろうと思っている、と口に出せる侑だからそんな事はないんだろうなと9割以上考えているんですけど!万が一だけど、まぁ、ありえるのかな?って考えてしまった。
「こういう私にしたのは、あなたのくせに」っていう原作の台詞、原作だけ読んでると多分大勢が「女しか好きになれない女にされた」恨み事とだけとれると思うんです、私はそうでした!
沙弥香が千枝に浮かされて過ごした1年を書いた上で、この原作の短い一文の前に「先輩の好きになれる私を作ってきたのに」って入れてきて意味をもう1つつけてきた入間人間先生本当にセンス溢れすぎてません…?超やべぇ…原作読んでる人間も楽しめる工夫がすごい…。
小5の頃の女子が「佐伯さんを見ると手のひらが熱い」と言い、大して千枝は沙弥香に告白する時ですら「秋に染まるように少しひんやりとした手」で沙弥香の手を握ってる。
こういう対比表現やが君オタクは大好きだと思うんです、ドハマりしてる人なら特に。2巻の心臓が早鐘を打つ燈子を見て「心臓が決めてくれたらいいのに」と思う侑と、3巻の最後の「心臓速いが速すぎるから自分じゃない」と誤魔化す侑とか。侑に燈子の事を好きなのかと聞かれて最初は誤魔化した沙弥香が、侑が劇の脚本を燈子の為に変えようとした後は自分から「燈子が好きなのか」と侑に問うて「私は好きよ」と笑顔で告げるシーンとか。
スピンオフってあまり読まないというかぶっちゃけラノベ買う事自体10年ぶりくらいなのでこの水準が当然なのか知らないのですが、楽しめたのが事実なので。好きって感じ…語彙力死ぬけどいいよもう…。恋をしたら地面が離れるってのも侑の発言~~!意識してくれてるの感じるさんきゅー私みたいなバカでもわかるわかりやすい原作のいいとこどり!最高!!(ペンラ振り回しながら)
告白からして手が冷たい千枝からして怖かったですけど案の定ひたすら沙弥香が恋に傾倒し、恋人という役割であればだれでもよかったらしい千枝との温度差に苦しむページが長くて辛かった…いや、いい意味の辛さなんですけど…。沙弥香が小学校時代ほぼ勉強一辺倒生真面目なところも書かれていただけに、成績が下がったって、それを大して気にもしていないって、分かった事が一番キツかった…そんなに好きなんだね、好きだったのにねって。
ディスるわけじゃないんですけど、千枝、次は男と付き合って、セックスしたら別れてそう。キラキラした夢を演じる人で居続けそう。現実とのギャップに苦しんだ事もある人なのかもしれないけれど。
余談ですけど、柚木千枝って名前はきっと原作初登場時なかったのではと予想して、その場合名前に意味持たせて命名する事もあるかもしれないと考えたんです。何となく「柚」に着目して「柚子」について調べてみたんですね。
花言葉に「恋のため息」とあって意味はともかくとして響きだけなら「それっぽいなぁ」と感じたんですけどそれより何より「ゆずの大馬鹿18年」という慣用句をはじめて知りまして笑いすぎて肋骨折れたわ。おう…せ、せやな…18になったら…なったら…まぁ…謝ったな…。謝りは…したな…。幕間で会った千枝、誕生日がきてたら18だと思うんですけど…うん…。うん!
七海燈子
沙弥香お前本当顔がいい女に弱いな。弱すぎんだろ。おっちゃんびっくりだよ!!!
恋愛気質なんだなぁって笑一目惚れしたところが綺麗に表現されていて、マンガでもわかっていたことですけれど「そのくらい衝撃だったんだな」ってのがより鮮明に伝わりました。
作中「下の名前で呼び合うような相手はいない」といった沙弥香は結局彼女の千枝とも下の名前で呼び合う事がなかったわけですが、燈子がもしかしてはじめてなのかな。機会があればぜひ二人が名前を呼び合うに至る経緯を書いて(描いて)ほしいような、おいしすぎるネタなので秘しておいてもらって二次創作などで各々の妄想を楽しみたいような…笑
この時点で燈子は嘘が下手だと沙弥香に評される程度には嘘に慣れていないんですね。ちょっと意外でした、中学辺りで演技は完璧になっていたのかと思ってた。沙弥香の隣で嘘が上手くなっていったんですね。そうかぁ。
沙弥香が「先輩は自分のどういうところが好きなのか」と考えて「顔、綺麗」「優秀、先を歩いてくれそう」「理想のためにがんばる姿、凛とした姿勢」が好きとか?いやこれは自分の心か、自分の理想か。と結論付けてるところがあるんですけど、これも本当何となくですけど、沙弥香って燈子の親友にはなれてもパートナーになるの難しいように現状の情報だと感じてしまって。侑の存在がいないやが君があってそれを読んだとして多分こう感じたと思う。
燈子が言う「好きってのは「そういう自分だから好き」ってだけであってそういう自分から外れたらもう好きと言われる事はない」みたいなその条件にあてはまりそうだなって。沙弥香は燈子を支えられるけど、支えるってことは何かしてなくちゃいけない。何もしていない人間をどう支えればいいのか。常に緊張の糸を張っている事を燈子に強いてしまいそうな危うさがあるんじゃないのかな、燈子も「沙弥香の前では演じてさえいれば深入りはしてこない」みたいな事言っていたし。
理想を追わないあなただから好きじゃない、になると言う事じゃなくて。理想を追わない私だから好きじゃないでしょ、って燈子に思わせそう。
まぁ後は何より臆病…仕方ないあんな経験あるからね…!踏み込んでくれ~侑のように~!沙弥香の事も熱く応援している…!
感想というか予想多目になってしまって申し訳がない…感想は結構見かけたから、というわけでもないんですが…つい…!
考察とかそんな高尚な事でなくてもマンガ読んでるとある程度「キャラクターに対するイメージ」って出来上がってくると思うんです、「クール」「かわいい」「頭いい」とか、そんなぼんやりとした像が。その像が文字で「佐伯沙弥香を書いてます!!!」って目に飛び込んできた感じ。イメージの一致。すごい。自分は普段BL界隈にいまして「解釈違い」のアレソレ(ぼかす)って結構見かけるのですが(GL界隈がそういうのないと言いたい訳でなく…百合歴短くて分からない…!)そういう事故がこの本なら起こらなそうだな、プロの仕事だなって…語彙力が死ぬ…なんだこれ…沙弥香じゃん…?ほぼ全員がイメージしているだろう沙弥香像を捉えてるって1Pから主張してきてるの半端ないってこんなんできひんやん普通って、そんな気分。
両親共働きなのが何となく意外でしたけど、祖母が本当いいキャラしてたし、祖母が活躍する為にも必要な設定だったのかもしれないなぁと。もしかしたら婿入りしてきたお父さんなのかなとかちょっと妄想膨らんで楽しいです、実家の家業はお母さんが継いでて、お父さんは普通にリーマンしてて、だから金持ちだけど共働きなのかなとか…いや、これだけの規模の金持ちって知り合いにいないのでドラマのイメージなんですけど、金持ちの奥さんって専業主婦なイメージ強くて…。
原作に出ている猫2匹もこの小説に出ている子たちだったら結構な高齢。いやでも5巻で沙弥香が手で呼んだのにサっと去っていくところみると10年一緒にいても寄ってこない猫…ほんとお猫様…笑 もしかしたら子どもかもしれない。どうなのかなぁ。
感想の順番が前後するんですけど、沙弥香って「臆病」がキーワードなんですかね。「理解が早い」「結果を知っている」、こういう人が「臆病」だと今作では称されていましたけれど。燈子に関しては沙弥香が3巻で言っていた「厄介」って評価がすごく的を得ていてキーワードのようなものになるのかなって思っていて、それに近いものを感じた。
今回作中で「沙弥香は夢見ていた、それだけ。具体的には動かなかった。だから夢から覚めて何も残らない」というような文があったんですけど、マンガ5巻。猫が去っても沙弥香は追わないんですよね。自分でなく侑が燈子に変わってほしい意思を伝えた事で頭がいっぱいだったのもあるんでしょうけど、うーん…もしかして燈子に踏み込めない事もあり臆病なのかなぁ…今後の沙弥香の成長にも期待が募るな、と、その辺が一番の感想でした。作中一貫して沙弥香って自分から積極的に行動起こしたのって先輩への電話とかのぞけばほぼ逃げ一辺倒でしたので、燈子に関しては逃げない沙弥香になれるのかな。
小5時代に出会った女子
個人的な欲を言えばこの子とくっついてほしい…でもスピンオフだからぁ…!名前も分からない彼女、水泳の上級クラスが中学生がいる⇒そこにいなくて中級にいるって辺りから中学生ではないけど、年齢も分からないんですよね…多分…?中級、上級って分け方してるって事は多分年齢ではっきり区分していないでしょうし。年下の可能性もあるし…黒髪って事で菜月ワンチャンない…?という希望があったり、アニメで名前が出ていた桜木さん、黒髪だったよな…!?とひたすら再会に希望を持っています…いいキャラしてた…。カバー裏のマップ見るに沙弥香って高校と家近くて、その家から歩いて15分くらいのところのスイミングスクールに通ってるんだから、家は近いんじゃないかな…沙弥香が真面目なのが好きっていったからって理由で勉強がんばった自称頭が悪い女の子と偏差値高い(多分)高校で再会とかもおいしい…。
この子恋愛を理解していないのに首筋にキスしたり、水中で呼吸がなくなって苦しむ沙弥香が水面にあがらない(逃げない)ようにキスで呼吸わけようとしたり、やる事がすっごい…あの…すごい…笑 子どもってこえー!
これらがなければ案外仲良くなる道あったのかなぁ…作品違うんですけど、あの娘にキスと白百合をっていうマンガの黒白ちゃんたちに似た雰囲気を感じてた…。
さすがにそんな事があってすぐスクールを辞める沙弥香。責められないなぁ。これ異性だったらめっちゃセクハラだもんなって思いつつ…いや同性でもどうなんだろうって感じなんですけど。
「自分のせいで」と分かりそうな逃げ方をした辺り、女の子を想うと可哀想ではあるんですけど、逃げなかったら沙弥香のヒビがいった心臓がどうなっていたのかわからないし、そもそも恋愛気質な彼女が小学生で恋愛しなくてよかったような気もする。
だけどきっと「失敗」にはならなかったのかなって予感させるだけの明るさが彼女にはあったんですが、これ小学生の純粋さ故なのかな。この子、沙弥香に顔惚れしてる訳だし性格とか知ったらうまくいかなかったのかな。何もわからないまま別れちゃったのが惜しい。沙弥香の初恋はこの子じゃないんですよね。名前すら知らないから「佐伯沙弥香について」のこの本で名前が読者も知れないって事でしょうか。さっき実は登場人物じゃないのかとか冗談言いましたけど。好き。えぐい。
沙弥香を見ると手のひらが熱くなるという彼女。手のひらが熱い、っていうのが作中の大切なワードとして出てきますけれど、熱っぽいけど幼くていい表現だなぁと。
柚木千枝
想像以上に…あの…キツかった…。本当「ふわふわしてる人」でしたね…恋に恋する女の子・千枝と、その被害者・沙弥香って感じで恋人としての二人を見ている感じが一切なかった…沙弥香が千枝を好きだった分余計に。沙弥香お前本当顔がいい女に弱いな。
クズって言うのは憚られるんです、なんていうか、この人をクズって呼んだら燈子に対しても自分がそう思っているような気がしてしまうんで…後輩を振り回しているっていう…点で…。でも千枝を「無責任」としてくれて正直安心しました。これで燈子は千枝と同じ道は通らないだろうなっていう…読者からのメタ視点ですけど「同じ展開はやらないだろ」ってヤツですね…。
誰それに似てるという話をするのであれば、燈子というよりは、下手したら燈子に会わなかった侑がこの人のようになっていた可能性あるのかなと感じました。沙弥香が言ってたけど「恋に恋する」人であったようなので。いや、侑は恋に憧れてるんでしょうけど…考察とか苦手なのでうまく言葉にまとめられなくて、本当直感程度の感想。
まぁ燈子に会う前から告白を断ろうと思っている、と口に出せる侑だからそんな事はないんだろうなと9割以上考えているんですけど!万が一だけど、まぁ、ありえるのかな?って考えてしまった。
「こういう私にしたのは、あなたのくせに」っていう原作の台詞、原作だけ読んでると多分大勢が「女しか好きになれない女にされた」恨み事とだけとれると思うんです、私はそうでした!
沙弥香が千枝に浮かされて過ごした1年を書いた上で、この原作の短い一文の前に「先輩の好きになれる私を作ってきたのに」って入れてきて意味をもう1つつけてきた入間人間先生本当にセンス溢れすぎてません…?超やべぇ…原作読んでる人間も楽しめる工夫がすごい…。
小5の頃の女子が「佐伯さんを見ると手のひらが熱い」と言い、大して千枝は沙弥香に告白する時ですら「秋に染まるように少しひんやりとした手」で沙弥香の手を握ってる。
こういう対比表現やが君オタクは大好きだと思うんです、ドハマりしてる人なら特に。2巻の心臓が早鐘を打つ燈子を見て「心臓が決めてくれたらいいのに」と思う侑と、3巻の最後の「心臓速いが速すぎるから自分じゃない」と誤魔化す侑とか。侑に燈子の事を好きなのかと聞かれて最初は誤魔化した沙弥香が、侑が劇の脚本を燈子の為に変えようとした後は自分から「燈子が好きなのか」と侑に問うて「私は好きよ」と笑顔で告げるシーンとか。
スピンオフってあまり読まないというかぶっちゃけラノベ買う事自体10年ぶりくらいなのでこの水準が当然なのか知らないのですが、楽しめたのが事実なので。好きって感じ…語彙力死ぬけどいいよもう…。恋をしたら地面が離れるってのも侑の発言~~!意識してくれてるの感じるさんきゅー私みたいなバカでもわかるわかりやすい原作のいいとこどり!最高!!(ペンラ振り回しながら)
告白からして手が冷たい千枝からして怖かったですけど案の定ひたすら沙弥香が恋に傾倒し、恋人という役割であればだれでもよかったらしい千枝との温度差に苦しむページが長くて辛かった…いや、いい意味の辛さなんですけど…。沙弥香が小学校時代ほぼ勉強一辺倒生真面目なところも書かれていただけに、成績が下がったって、それを大して気にもしていないって、分かった事が一番キツかった…そんなに好きなんだね、好きだったのにねって。
ディスるわけじゃないんですけど、千枝、次は男と付き合って、セックスしたら別れてそう。キラキラした夢を演じる人で居続けそう。現実とのギャップに苦しんだ事もある人なのかもしれないけれど。
余談ですけど、柚木千枝って名前はきっと原作初登場時なかったのではと予想して、その場合名前に意味持たせて命名する事もあるかもしれないと考えたんです。何となく「柚」に着目して「柚子」について調べてみたんですね。
花言葉に「恋のため息」とあって意味はともかくとして響きだけなら「それっぽいなぁ」と感じたんですけどそれより何より「ゆずの大馬鹿18年」という慣用句をはじめて知りまして笑いすぎて肋骨折れたわ。おう…せ、せやな…18になったら…なったら…まぁ…謝ったな…。謝りは…したな…。幕間で会った千枝、誕生日がきてたら18だと思うんですけど…うん…。うん!
七海燈子
沙弥香お前本当顔がいい女に弱いな。弱すぎんだろ。おっちゃんびっくりだよ!!!
恋愛気質なんだなぁって笑一目惚れしたところが綺麗に表現されていて、マンガでもわかっていたことですけれど「そのくらい衝撃だったんだな」ってのがより鮮明に伝わりました。
作中「下の名前で呼び合うような相手はいない」といった沙弥香は結局彼女の千枝とも下の名前で呼び合う事がなかったわけですが、燈子がもしかしてはじめてなのかな。機会があればぜひ二人が名前を呼び合うに至る経緯を書いて(描いて)ほしいような、おいしすぎるネタなので秘しておいてもらって二次創作などで各々の妄想を楽しみたいような…笑
この時点で燈子は嘘が下手だと沙弥香に評される程度には嘘に慣れていないんですね。ちょっと意外でした、中学辺りで演技は完璧になっていたのかと思ってた。沙弥香の隣で嘘が上手くなっていったんですね。そうかぁ。
沙弥香が「先輩は自分のどういうところが好きなのか」と考えて「顔、綺麗」「優秀、先を歩いてくれそう」「理想のためにがんばる姿、凛とした姿勢」が好きとか?いやこれは自分の心か、自分の理想か。と結論付けてるところがあるんですけど、これも本当何となくですけど、沙弥香って燈子の親友にはなれてもパートナーになるの難しいように現状の情報だと感じてしまって。侑の存在がいないやが君があってそれを読んだとして多分こう感じたと思う。
燈子が言う「好きってのは「そういう自分だから好き」ってだけであってそういう自分から外れたらもう好きと言われる事はない」みたいなその条件にあてはまりそうだなって。沙弥香は燈子を支えられるけど、支えるってことは何かしてなくちゃいけない。何もしていない人間をどう支えればいいのか。常に緊張の糸を張っている事を燈子に強いてしまいそうな危うさがあるんじゃないのかな、燈子も「沙弥香の前では演じてさえいれば深入りはしてこない」みたいな事言っていたし。
理想を追わないあなただから好きじゃない、になると言う事じゃなくて。理想を追わない私だから好きじゃないでしょ、って燈子に思わせそう。
まぁ後は何より臆病…仕方ないあんな経験あるからね…!踏み込んでくれ~侑のように~!沙弥香の事も熱く応援している…!
感想というか予想多目になってしまって申し訳がない…感想は結構見かけたから、というわけでもないんですが…つい…!
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